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走り続けて自分と出会う。 [BMW R100R Mystic]

Forest_scheme.jpg
1018へぎそば、.JPG
毎年この時期になると連れ出してもらう10年来のオートバイ仲間と一緒に
今年も秋の「慰安旅行」に出掛けてきた。
ここ数年、年間走行距離が短くなる一方のワタクシに気遣ってくれてのことか、
今回は2泊で距離もたっぷり。走り甲斐のある旅になりそうだ。

いつものように関東と中部からワタクシの住処の信州に仲間たちが集まってきてくれて
しかも集合場所にも先に来て待っていてくれるという...
持つべきものは信頼できる友人、ということを今更ながら思いつつ出発。

上信越道を中野まで進み、以前に何度か通った国道117号線で十日町から小千谷に抜けて
ラスカルさんがいつものように下調べしておいてくれた店で
この土地ならではの「へぎそば」をいただく。

1018からし、.JPG
昼下がり、丁度テレビでも紹介された直後だったらしく繁盛している店で
3人前の桶と旬の茸の天麩羅を。
薬味に和からしが添えられているのが独特で、
試してみると、なんというか乾いた辛さ。
意外にへぎそばのつるりとした味わいに合うものだな、と思った。

1018たまには雨も。.JPG
長雨続きだった天気もこの週は一転して晴天の予報。
雨具を珍しく積んで来てはみたものの、それはあくまでお守り的な心の準備で...
などと甘いことを考えていたら、奥只見に突入するあたりで何度かしっかりとした雨に弄ばれた。

諦めてしっかりと雨具を着る二人を横目で見ながら、
「これは通り雨なのだ、予報では雨ではないはずなのだ」と呪文のように唱えながら走っていると
そのうちに身体に当る雨は止み、しっとりと濡れた路面を慎重にやり過ごしながら夜の山道へ。

南会津の標識を目にしてからが結構な距離で、
一体この山道はいつまで続くのだろう...と思いを巡らせているうちに
初日の目的地、羽鳥湖高原「レジーナの森」に到着。


1018焼きそば担当、.JPG
コテージの裏手の庭にはタープが張られて、その下では炭火が起こしてあり
あとは用意された食材を焼いて食べるだけ、という素晴らしい設定。

普段は料理長にお任せのワタクシも、たまには...ということで
肉を焼いたり焼きそばを炒めたりして。

1018木の実と私。.JPG
しっかり満腹になった後は、暗くてほとんど見えない湖面が意外に近そうだなぁ...
などと考えながら、木の実を齧って過ごす。

小振りなステンレスのボトルは、"klean kanteen"のキッズサイズのもの。
ウィスキーを入れて持ち歩くには素晴らしく適しているのだ。

しっかり走って、濃い目のアルコールを摂取した後は
いつものように鈍器で殴られたかのような急激な眠気が襲ってきて
気が付くと朝になっていた。

1019目覚めて最初の風景。.JPG
誰よりも早くベッドから抜け出すと、なんとも素敵な景色。


1019朝の風景、.JPG

1019いいところ。.jpg
しばらくするとYASHさんも起きだしてきて
きりりとした早朝の空気を静かに味わって。


1019秋色。.JPG


1019さて、行きますか。.JPG
昨晩入り逃した温泉にしっかり浸かり、品揃え豊富なバイキング形式の朝食を食べて、荷物をまとめて。
さて、行きますか。


1019金谷さん、.JPG
南会津から鬼怒川温泉を抜け、日光に向かって南下して
混雑する日光市内は有料道路でやり過ごして、中禅寺湖畔へ。

ラスカルさんと知り合って最初に一緒に出掛けたのが日光で、
その時にはCL400で来て、ここ「中禅寺金谷ホテル・ユーコン」でカレーを食べたのだった。

追記:カレーを食べた割にはどんなカレーだっか記憶がないなぁ...なんて思っていたら
ラスカルさんの11年前の記事を読み返してみたら食べたのは茸のペンネだったことを発見(笑)
そう言われてようやくその時の味を想い出した。

1019カレー!.JPG
今回はチキン・カレー、YASHさんからビーフ・カレーも一口貰って味比べ。
柔らかい甘口のカレーで、ほっとする味わい。


1020硫黄の香り。.JPG
気持ちの良い昼食の後は、予定よりも時間が過ぎていることを気にしながら
沼田を抜けて吾妻線沿いに走っているうちにすっかり夜に。
霧も出て思い切り視界の悪い万座ハイウェイを
ラスカルさんのR1200RTに装備された増設LEDドライビング・ライトで照らして先導してもらって
少しぐったりした頃に万座温泉の宿に到着。ふう。

この日の宿「万座ホテル聚楽」は、ちょうど1年前に泊った宇奈月温泉の宿を想い出させるような
少し古風な「ああ温泉旅行に来たんだなぁ...」と感じさせてくれる宿だった。
こういうタイムマシンで時間を遡るような感じ、個人的には好きだ。


1020温泉卵。.JPG
夕食の後は再び鈍器で殴られた状態となり、翌朝は誰よりも早く起きて...を繰り返す。
5時半に起きたいな、と思って目が覚めたのが5時29分。
かなり体内時計の精度が上がっている。

硫黄の湯に使って不思議な文様の浮き出た温泉卵を味わって
いよいよ最終日。


1020かりんと屋さん。.JPG
草津「湯あがりかりんと」前にて 撮影:YASHさん

時間規制で昨夜は通れなかった万座~草津ルートの絶景と強風を愉しんでから
妻のリクエストのかりんとう屋さんに立ち寄らせてもらって、お買いもの。


1020再びの快晴。.JPG
この日も絵にかいたような快晴、気温も上がって軽い装備でも快適だった。
YASHさんの先導で嬬恋パノラマラインを通り、小諸~佐久と下って行く。


1020角度が.....jpg
ちょっと北海道を思わせるような開けた景色が続く中、
動画カメラを試してみようと取り出したのは良かったのだけれども
久しぶりに使おうとしたら、角度を合わせるのをすっかり忘れて、こんな映像に(笑

それでも風切り音対策の効果はしっかり確認できたので、良しとしよう。そうしよう。


1020秋の陽射し。.JPG
佐久で期待以上に美味しい蕎麦屋に飛び込んだ後は
この時期にしては暖かい12℃の表示の麦草峠を越え、
蓼科から茅野へ抜けて、まだ明るい午後の時間に諏訪南I.C.で解散。
みんな、またね。


1020帰宅。.JPG
燃料タンク容量の大きなRTには敵わないのは承知していたけれども
ずっとスリムに見えるYASHさんのTDM900よりも航続距離が短いということに
軽いショックを受けながら道中3回目の給油をして、夕方のうちに我が家に帰着。
ふう。

行程は900kmと少し、まずは無事で何より。
その晩から、あまり体験したことのない種類の全身筋肉痛に襲われたのは、内諸。


☆☆☆


1020雨さえ降らなければ、.JPG
この春に手に入れたTCX製の革ブーツ"X-Garage"は、商品説明通りの出来でとても軽く、
防水性と引き換えに通気性に優れていて、今回のような旅にはとても似合っていた。


依頼品。.JPG
かりんとうの他の妻の依頼品、「地元の人が普通に買っていそうな素朴なお味噌」と
「見たことがない種類の素朴なご飯のお伴」は、ほぼ完璧(笑)なものが手に入った。


1020既に思い出。.JPG
2016年10月の集合写真 撮影:YASHさん

強烈な全身筋肉痛も、ふた晩ほど湯船に浸かって身体を伸ばしているうちに
週末にはもう気にならないほどに回復。

自分にとって、仲間とオートバイで出掛ける旅は本当に貴重な時間だ。
単に移動しているというだけでなく、オートバイという乗り物を操りながら
意味のないことやとりとめのないことをいろいろと考える時間でもある。

今回は、夜になって漆黒の中から浮かび上がるカーブを繰り返し過ぎるうちに
「自分はいったい何をしているのだろう」とか
「もう少し傾けたらもっと楽に曲がれるはずなのに、なぜ思ったように体が動かないんだろう」
というようなことを何度となく考えていた。
自分にできること、自分の意志で自由に動かせると思っていたものが
歳を経るとともに少しずつ損なわれていくのだという事を
暗闇の中で車体を傾けながら感じるようになってきたのだ。

それでも、難しいことや辛いことは意外にすぐに忘れてしまう。
愉しかったことは、いろいろな場面で想い出すことができる。
そういう欠片のようなものが、また少し手元に溜まったような気がして
ほのかに充実感のある旅だったのでした。

めでたしめでたし。

★★★

今回の初日のルートは、以前に一人で奥只見に出掛けた時に走った道と重なっていたはずなのですが 10年前の記事を見返してみると本当に同じ道を走っていたことが分かって、なんだか不思議な気分でした。 ミッレミリアの集団に遭遇したのはレジーナの森への分岐の交差点だったんですね。


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たまに、無性に触りたくなる。 [BMW R100R Mystic]

New Year's Fuji Scheme.jpg
0115結構降ったなぁ。.JPG
先週の後半に、再びの雪。
去年の2月ほどではないけれども結構積もってしまって
その後もまだ舗道やちょっとした日陰にはしっかりと残っている。
何より、凍結防止用の塩化カルシウムが盛大に撒かれてしまっているので
とてもオートバイで走る気分にはならない。

かといって、冬眠させたまま何もしないのも寂しい。
雑誌を眺めたりしているうちに、自分のマシンに触れたくなってくる。
整備なんていう大袈裟なことではなくても、何でもいいから触って
調子を確かめておこう。そうしよう。


0121キャブを開けてみる。.JPG
去年はあまり乗る機会もつくれなかったオリバー君。
ふと、Bingのキャブレターのフロート・チャンバーの
コルク製パッキンのスペアがあったことを思い出して、
状態を確認しつつ換えておくことにした。


0121カップの中は。.JPG
カップを外してみると、ほんの少し錆色の細かな沈殿物があったものの
以前から量が増えたわけでもなく、水分が溜まった様子も無し。
よしよし。

0121意外にに綺麗。.JPG
カップを外して下から見上げて見える範囲にも気になる異常は無さそう。
経年で劣化しやすいフロート本体も、まだ大丈夫かな。


0121角度も垂直に。.jpg
たまに触ったついでに、インテーク・ホースとキャブ本体、
シリンダーまでのインシュレ―ターとを締めつけているステンレス製のバンド類を緩めて
ゴム類の痛みや変形具合を確認しつつ、キャブ本体の角度の微調整を。
キャブ本体が地面に対して垂直であるべきところが
左右ともにほんの少しではあるけれども左側に傾いていたのを
出来るだけ垂直になるように調整。


やや干からびてますが。.JPG
フロート・チャンバーのコルク製パッキン。
いつ替えたのかは思い出せないけれども、まだ弾力が残っており
干からびて貼りついてしまうほどではなかった。
当り面の金属側は至って綺麗で、一安心。

バッテリーは先週補充電したばかりで、ほぼ満充電状態のはず。
車庫の扉と換気窓を全開にして、スターター・レバーを目一杯まで引き
コックを開けて一呼吸置いてから、ちょっと念じるようにセルを回すと
意外に1回ですぐに火が飛ぶ気配がして、2回目ですんなりと始動した。
どどん、どろろろろろんっ!
うむ、いい音。



0114文化的充電。.JPG
先週の休みの日に、他のマシンのバッテリーも補充電しておいたのだった。
2002年の暮れに手に入れた仔犬号のバッテリーは去年GS-YUASA製に交換したばかりで、通算4個目。
以前にヘラー・タイプのシガー・ソケットを充電用に増設してあるので
充電の作業自体はとても簡単なのだ。半日もしないうちにフル充電完了。

大して距離は乗っていない割には、エンジン・オイルは定期的に変えているし
去年の秋にはプラグもイリジウムのものに換えておいた。
数ヶ月ぶりのせいか、この日はさすがにエンジンが掛るまで
セルを何回か回さなければいけなかったけれども、
一週間後の今日はスターター・ボタンに触れると同時にエンジンが掛った。
とりあえず快調そうだ。


0114文化的充電、その2。.JPG
新人君のバッテリー充電は、こんな形で。
現行車種はハーネスの設計がやや特殊で、車体に設けられているシガー・ソケットは
基本的に外部への給電用としてしか使えず、充電を受け付けない仕組みになっている。
はめ込み式のシートを外した場所に移設されているプラス端子と、
マイナス端子の役割をするボディ・アース用のボルト(うちの子はリア・ブレーキの
リザーバー・タンク固定用ボルトをそれ用のものと置き換えてある)の2箇所を
ワニ口クリップで摘まんで充電すればよいようになっている。
こちらも数時間でフル充電完了。


戴きました。.JPG
そういえば、暮れにクリスマス・プレゼントということで
妻がこんな小振りなバッグを買ってくれたのだった。
(ねだった、とも言うけれども。笑)
シングル・シート・カウル的な大きさで、中が小物入れになっている。
工夫して上手く使えば、手ぶらで走りに行けそうだ。
暖かくなるのが楽しみ。


0120小さいのです。.JPG
4台目、銀馬号=CL400のバッテリーも充電しておく。
他のマシンのものと比べても、極端に小さい。
そう、セル・モーターが無いということは、こういうメリットがあるのだ。
2000年秋に購入して、2012年の夏に交換した現在のGS-YUASA製が通算3個目。
こんなに小さいのに、だいたい6年は持っていることになる。
次の交換予定は2018年!素晴らしい。


0121バッテリーホルダー。.JPG
バッテリーの端子はこんな白い樹脂製のコネクター状のものがはまるようになっている。
しっかりと観察したことが無かったのだけれども、ここに3種類のヒューズが納まっていて
さらにスペアのヒューズが2本収納されている。


0121ヒューズ付き.JPG
スペアがここにしまってあるということに、実は今日気がついたのだった。
幸いヒューズを換えるような目にあったことは、まだ無い。


0121しばらく冬眠....JPG
工具を片づけ、マシン達に埃避けの不織布を被せて、またしばし冬眠状態へ。
この冬の間に動かすことのできる機会はあるかな...



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慰安旅行、能登まで。 [BMW R100R Mystic]

Nihon-kai scheme.jpg
1105集合2。.JPG
ここ何年か、秋に1泊で出掛けている仲間との慰安旅行。今年は能登に向かうことにしていた。
自分は20代の初めに250ccのホンダ・クラブマンで一度出掛けたことがあるきりで
そこがどんな場所だったかの記憶もほとんどない。
久しぶりに海をゆっくりと眺められたら、それだけでも良いような気持ちで家を出た。

前日から塩尻まで出て来てくれているラスカルさんと朝7時過ぎに合流して
上高地線から高山を目指し、途中の平湯辺りで予想以上の寒さに小休止したりしながら
約束の10時にはYASHさんとの集合場所の飛騨河合P.A.に到着。
前日までのぐずついた空からは想像できないほどの快晴。暖かくなりそうだ。


1105せっかく海なんだし。.JPG
東海北陸自動車道を快適に北に向かうと緩やかに標高が下がっていき、
そのまま高岡砺波道路へ乗り継いで高岡で一般道へ。
半島の付け根付近を北西の方向へ斜めに横切る県道29号線で羽咋(はくい)の海岸線に出て
しばらく進んだところで目に着いた回転寿司の店で昼食。
こういう場所まで来て、さすがに蕎麦という訳にはいかない。


1105ふてくされワンちゃん。.JPG

1105回る寿司。.JPG
イカ三種、貝三種なんていう魅力的なものがあって、どれもなかなか旨かった。
最後は「ふくらぎ」。
初めて目にする名前の魚だったのでYASHさんと分け合ってみたのだけれども
北陸ではブリの幼年期のものをこう呼ぶらしい。
しっかりとした噛み応えがあって、これも旨かった。


1105海辺にて。.JPG
そして、海辺へ。
柴垣海岸、という浜辺。なんでもYASHさんのお母さんの旧姓が柴垣さんだそうで
「別になんの関係もないんだけど、どんな所かと思って...」ということだそう。
静かな海辺を楽しむためには、理由なんて何でもいいのだ(笑)。


1105海辺にて2。.JPG

1105海辺にて3。.JPG
暖かくなってきて、昼寝をしたら本当に気持ちの良さそうな空気だった。

1105海辺にて4。.JPG
オリバー君に久々に大型のパニアを付けて、タンクバッグの上には能登の地図も。
とは言っても、A5位の小振りな大きさに能登半島が丸ごと書かれているくらいの地図だったから
なんとなくこの辺まで来ているんだな、と感覚的に自分のいる場所を把握する程度の役割。
ナビにはいまだに興味がないので、そんなもので十分なのだ。
先導してくれているのはYASHさん。
自分はあまり何処に向かって何がこの先にあるのかはよく解らないまま、
ただただ目の前の景色を楽しんでいる。


1105海まで来た。.JPG
海岸線に沿って進み、途中でしばらくは内陸の山道を抜けたりもして、
再び海岸線に出る頃には陽もずいぶん傾いてきた。
いつものように、未知の惑星を探索に来た宇宙飛行士風のYASHさん。


1105風除け。.JPG

1105風除け2。.JPG
この辺り、西保海岸はこの「間垣」と呼ばれる竹で出来た風除けで知られているらしい。
家の入口が門構えのように切り取られた背の高い垣根が連なった風景は、かなり独特。
潮風に打たれるのを前提に造られているのか、多くの家が同じような板張りで
集落全体が同じような色調に染まっている。なかなか素敵。

集落を眺めて周るのもよし、海沿いをのんびり走るのもよし、
YASHさんの提案で宿に向かう方向の輪島市街で待ち合わせることにして
そこまでは「好き勝手に自分のペースで向かおう」ということに。
この自由さ、というか良い加減さが最高だ。


1105海岸線を行く。.JPG
ワタクシは、淡々と海外沿いの道を進んで、輪島の市街地までそのまま進むことにした。
集合までに余裕があれば、ガソリンを補給してしまってもいい。

一人で走ると、思い立った場所でいきなり停まることもできる。
気に行った景色があれば、思い切り速度も落として
しみじみと海と、その景色の中に一体になって移動していることの楽しさを噛みめていた。



1105海岸線を行く2。.JPG
集合場所では、もう空がいい色に染まり始めていた。
宿は、もう近く。


1105夕暮れ。.JPG

1105夕暮れの窓岩。.JPG
再び3台で走り始めて、刻々と空の色が無彩色に覆われていく中、今晩の宿へ。
一旦は宿の前にオートバイを停めたものの、着く直前の浜辺の夕焼けがあまりに綺麗だったので
引き返して写真を撮っておくことにした。

宿のほぼ正面の浜辺には、海風や波で浸食されてできた「窓岩」が。
その名前そのままの宿が、今晩の寝床なのだ。
西の空の低い位置に、三日月。


1106宿にて。.JPG
見た目は正直なところこの場所にふさわしいとは思えない
ぱっとしない洋風のペンションなのだけれども、
おかみさんの応対の気持ち良さと、食事の旨さ、バランスの良さは素晴らしかった。
いつものように、オートバイ以外にもカメラや普段の生活のことなどとりとめのない話をして、
比較的早めに眠りに着いた。


1106早朝散歩。.JPG
翌朝。
6時半過ぎに健康的に目が覚めたので、宿の玄関にあった鼻緒のついた草履をつっかけにして
一人海岸に出てみた。


1106早朝散歩2。.JPG

1106早朝散歩3。.JPG

1106朝の窓岩。.JPG
空は晴れているけれども、宿のすぐ裏手の山並みから陽が昇って来るまではまだ時間がありそう。
窓岩の奥、西の方向の岸部に陽が当たり始めて輝いていた。


1106早朝散歩4。.JPG

1106何処行くの。.JPG
海辺で、いろいろなことを思い出す。
高校生の頃に、学校をさぼって原付で江の島まで出掛けたこととか。
自分が来年50代に突入することが、なんだか信じられないような気分になる。


1106落ち着く風景。.JPG
朝食をとった部屋からの眺めは、こんな感じ。


1106窓岩詳細。.JPG
出発する頃には、窓岩にも陽が当たり始めた。
今日もいい一日になりそう。


1106配慮がありがたい。.JPG
美味しい朝食で満たされた気分になって、荷物をまとめて再び走り始める。
3台のマシンは、こんな納屋にしまってもらった。ありがたい。


1106老後の暮らしには良いらしい。.JPG
昨日のうちに能登の海岸線は十分に堪能したので
自分は能登島を周りたいとリクエストした。
半島を横切って南側の宇出津(うしつ)の町に出て、そこからは海沿いの道を進んで能登島へ。

能登島は、さぞ長閑なのだろうと勝手に想像していたけれども
道路はきちんと整備されているし、休憩した公園からはこんな秘密基地風の建物も。
後で聞くと「老後の暮らしは能登で」という需要が結構あるらしい。


1106整備不良。.JPG
海岸線を走りながら、所々で「伊豆の西側にも似ているな」などと思ったりもしたのだけれども
ちょっと違うのは土産物屋とか干物の直売所、といった相模湾~駿河湾でおなじみの風景に
ほとんど出会わないということだった。
人々はしっかり暮らしているようなのだけれども、不特定多数の観光客の方を向いてはいない
ということなのかもしれない。
風景は何処も静かな印象で、それでいてこの二日間はぽかぽかと暖かい晴天で
なんだかとても平和で幸せな気分なのだった。


1106美しい橋。.JPG

1106市場でお買いもの。.JPG

1106海鮮丼。.JPG
造形的にも美しい「屏風橋」を渡って七尾の町に出て、
七尾港に面した「能登食祭市場」で食事と少しお買いもの。


ひっぱり餅と棹焼き.JPG
ちなみに、市場で買ったのは右の棒状の蒲鉾。「棹やき」という名前の通り40cm以上もの長さ。
硬めにしっかりと作られていて、売り子さん曰く「いい出汁が出るのでお鍋に入れても美味しいの」
とのこと。原材料がシンプルなのも良かった。

能登島の道の駅では、地元産のお菓子を少しずつ買ってみた。
能登芋というサツマイモが名産だそうで、昔懐かしい「ニッキポテト」の巨大版のようなものが
何種類かあった。
写真は撮っていないけれども、中でもずっしりとした箱詰めの「加能 芋助」というものは
ほんとうに焼き芋そのものを食べているようなほくほくとした感触で、大変美味しかった。

能登はとても素敵なところだった。
次回はまた違ったルートで来てみたい。数年先にね。


1106ここでお別れ。.JPG
まだ陽が高く暖かいうちに帰路につくことにした。
南へ淡々と下って初日に通った高岡砺波道路まで進み、飛騨白川P.A.で最後の休憩。
旅程の大半を先導してくれたYASHさんはそのまま南へ、
ラスカルさんと自分は高山を抜けて木曽福島まで下ることにする。

昼間は快適なワインディングが楽しめる開田高原も、
暗くなると先の見えないタイトコーナーの連続だ。
それでも、きっと行きと同じ平湯経由では寒さに耐えきれなかったかもしれない。

権兵衛峠を通って伊那から中央道に乗るラスカルさんと国道19号線でお別れして
淡々とトラックと距離を置きながら我が家へ。

今回の収穫は、どういう訳か家に戻ってもさほど疲れたという気分がしなかったこと。
二日間往復で750kmほどの旅だったけれども、何か気持ちがすっきりとしたような爽快感が残った。
海のもつ力、だったのかもしれない。

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「日本のチロル」遠山郷へ。 [BMW R100R Mystic]

Natsuzora scheme.jpg
0710楽しかった。.JPG
あいにくの雨で中止になってしまった5月末の仲間とのツーリング計画。
早く始まった梅雨がその分ちゃんと早く明けて、灼熱の陽射しの下を出掛けてきた。
目的地は元々の予定通りの南信州遠山郷」。
そう、日本のチロルなどとも呼ばれているらしい下栗の里
しらびそ高原を目指すのだ。



0710駒ケ岳にて。.JPG
前日のうちに塩尻市まで出て来てくれたラスカルさんと合流して
伊那まで一般道を下り、伊北I.C.から中央道で駒ケ岳S.A.へ。
陽射しは強いけれども、まだ気温はそれほどでもなく
週の前半よりも気温が下がったのかな、などと少し甘い考えもよぎっていた。

途中でYASHさんから電話連絡があり、
恵那山トンネルの工事通行止めが延長になってしまって一般道で迂回することになったとのこと。
こういう時に、走りながら電話の着信を受けられるというのはなかなか便利。



0710山の中に忽然と。.JPG
中央道を松川I.Cで降りて天竜川まで降りると、そこはすでに灼熱の世界だった。
しらびそ高原への登り口になる県道251号線のスーパーマーケットの駐車場で日陰を探し
汗が落ち着くのを待っているうちにYASHさんと無事に合流。

以前にしらびそを訪れているYASHさんの先導で県道251号線を登っていくと
山がかなり深くなったところで忽然と巨大なループ橋が現れた。
これを登った先は三遠南信自動車道の「矢筈トンネル」に繋がっていて、
4kmほどの天然クーラーのようなトンネルを抜けると、そこはもう遠山郷の入り口なのだった。
地図で見ると、このトンネルが出来たおかげで遠山郷から飯田市街地までの距離が
一気に近づいたというのが良くわかる。
この日の我々には、中の涼しさもとても有難かった。


0710カメラマンズ。.JPG
トンネルを抜けた先のつづら折れをひたすら登っていき、45分ほどでしらびそ峠に到着。
峠から東の方向には、幾重にも重なる南アルプスの山並み。



0710日陰を探す。.JPG
しばらくトンネルやら深い木々の陰を走っていたので気にならなかったのだけれども
峠に出て強い陽射しに当たった途端に、高原でも今日は暑いのだということがよくわかった。
すぐ近くの「ハイランドしらびそ」で涼むことにする。


0710高原の雲。.JPG

0710快晴!.JPG

0710仲間。.JPG
食堂で地元産らしい蕎麦を食べ、その後は外の日陰で風に当たりながらのんびりと。
仕事や日々の暮らしのこと、オートバイの話などをしながら2時間近く涼んでいたと思う。
ここは標高が1900m以上もあって、日陰に居る限りは本当に気持ちが良かったのだ。

さて、それでも下界に降りるまでに通ってみたいところもあるので
そろそろ出発しますか。


0710下栗の里にて1。.JPG

0710斜面の暮らし。.JPG

0710斜面の暮らし2。.JPG
しらびそ高原から、観光パンフレットなどで見る機会も増えた「下栗の里」まではかなりの下り。
食堂にあった地図を見ると集落を一周できる道があることが分かったので、ゆっくりと回ってみる。

毎日が絶景の暮らし。とても濃いご近所付き合いがありそう。
ちょっと想像がつかない。

写真の集落の中を通らせてもらって尾根づたいの道まで戻り
反対の西側の急斜面を駆け下りて国道152号線の上町の集落へ。
そこまで行くと、ようやく商店やガソリンスタンドなどがあった。


0710お買いもの2。.JPG

0710お買いもの。.JPG

0710おふくろ用。.JPG
ここまで降りてきて、今日がいかに暑い日だったのかのかを実感した。
「暑い!」と口に出すのは悔しいのだけれども、暑い。
じっとしていても汗が滴り落ちてくる。

地元の農産物直売所で少し涼ませてもらいながら、お買いもの。
地元の穀物、タカキビで作ったクッキーやとちの実入りのかりんとう、採れたての小芋...


0710高原の日陰にて。.JPG
飯田から中央道に乗るYASHさんとはこの先のトンネル入り口でお別れ。
次回は小さな方のバイクで遊ぼうと約束。

今回もオリバー君は機嫌よく動いてくれて、ラスカルさんとそのまま152号線を
2時間ほど走り継いで長谷の道の駅まで行って、一休み。
左右を深い山並みに挟まれた渓谷から高い尾根に登り、また降りて...楽しい道だった。


0710長谷にて。.JPG
快晴のおかげで陽も長く、6時を過ぎてもまだかなり明るかった。
外のベンチに腰をおろしてのんびりと話しているうちに、すっかりお客さん達もいなくなって
道の駅のスタッフも帰っていった。

さて、とお互いのバイクに跨り、杖突峠を越えて諏訪の街まで降りて
そこでラスカルさんともお別れ。

今回は「人はどうやって、何を考えて生活しているのか」ということについて
いろいろと考えた旅、だったような気がする。
二人の仲間のおかげでとても充実した楽しい一日だった。


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オートバイ強化月間のお知らせ。 [BMW R100R Mystic]

0502 Shidare scheme.JPG
今の職場はGW中も営業をしている。
信州という土地柄もあって、普段以上にちょっとした用事で立ち寄ってくださる方も多い。
そんな楽しそうな様子を見ているうちに、自分のマシンに思う存分乗りたいという気持ちが
むくむくと膨らんできてしまった。
そう、そんな時はしっかり乗ればいいのだ。

というわけで、今月は「オートバイ強化月間」に決定しました。


0508初めて外してみた。.JPG
前回の記事に書いた散歩に出掛けたのが5月1日の定休日。
翌週の休み、以前から気になっていたCL400のキャブレター周りを掃除してみることにした。

銀馬号のガソリン・タンクは、手に入れて以来外した記憶が無い。
シートを外し、ガソリン・コックを閉じ、
タンクを固定しているボルトを抜いてタンク本体を軽くゆすりながら後ろに引きぬくと
あっさりとタンクを外すことができた。
初めて眺めるフレームのメイン・チューブには、13年分の埃。


0508意外に綺麗。.JPG
タンクの裏側は意外に綺麗だった。
錆やら得体の知れない生き物の住処になっているかとどきどきしていたのだけれども。


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0508ぴかぴか3。.JPG
埃を落とした後、硬化して脆くなっていたタイラップを外してハーネス類を少しほどき、
用意しておいた泡状のキャブレター用クリーナーをキャブレターに吹きかけて
古い歯ブラシで油と埃が混然となった汚れを落とす。
専用クリーナーの威力はかなりのもので、CRC 5-56ではなかなか落ちなかった
染み付いたようなタールの汚れもあっさり溶けて綺麗になった。

スロットル・ワイヤーのホルダー周辺の埃と一緒になった古いグリスも洗い落として、
改めてグリス・アップしておいた。

タンクを元通りに戻し、今度はエア・クリーナー・ボックスを開けて
キャブの内部にも同じクリーナーを吹きかけて数分待ち、
エンジンを掛けてアイドリングさせながら内部も綺麗に。
汚れが酷いと白煙が上がったりする筈だけれども、
幸い内部の状態はそこそこ綺麗だったのか、排気は無色で気になる変調も無し。


0508夕方のタンポポ2。.JPG
まだ陽が落ちないうちにさらりと試運転に出掛けてみる。
キャブレターが綺麗になったからといって、特に何かが変わるわけではないけれども
これまで何年間も手を入れていなかった箇所が小奇麗になっているのは気持ちが良い。

我が家の近くの民家の脇にタンポポが並んでいた。


0508ふわふわ。.JPG
低く落ちてきた夕日が当たって、柔らかく輝いていた。



0508ずっしりとしたしだれ桜。.JPG
遅咲きの枝垂れ桜もすっかり満開。
長閑で気持ちの良い休日だった。


0508我が家はこの先。.JPG


☆☆☆


0523今日の高山。.JPG
先週はちょうど定休日に出張の用事が出来て、群馬の高崎までクルマで出掛けたのだった。
そして今週はGWの振替休みということで、久々の連休。

昨日は妻の自転車の手入れをして、R100Rのアルミ地のエンジン回りを磨いたり
仔犬号を動かしたりしてるうちに終了。暑さが厳しくて、少し昼寝もした。
身体も楽になったことだし、今日は少し気温も下がるというので
妻を乗せて早めに出掛けて、久しぶりに高山まで足を延ばしてみることにした。

いつもの上高地線=国道158号線を登っていって、奈川渡ダムから先は久しぶりの道。
平日でも観光バスが数台走っていて、沢渡の先までは前後をクルマに挟まれた状態だったけれども
安房トンネルから先はさらっとした空気に変わって、新緑が眩しい快適なドライブになった。

仕事でお世話になっている老舗のラーメン屋さんで少し早目のお昼。
乗り物も大好きなご主人はたまたま不在だったけれども、
奥様がてきぱきと切り盛りしているお店には我々が食事をしている間にも次々にお客様が入ってきて
帰る時にはすっかり盛況に。繁盛しているお店はやはり気持ちがいい。


0523今日の高山-2。.JPG
高山と聞いてすぐに妻は「飛騨牛を買いたいです」と言って
しっかりどの店に行くかも調べてあった(笑)。

妻が品定めをしている間、日陰にオートバイを停めて街並みを眺めてみると、
ここは本当に独特な空気が流れていて素敵だと思った。
食肉店の向かいにあった小さな和菓子屋さんでよもぎ饅頭を3つ買う。
真夏を思わせる陽射しの下を人力車が通っていく。


0523平湯にて-その3.JPG
しっかりと保冷剤まで入れておいた保冷バッグ買い物を仕舞い込んで、ゆっくりと帰り道へ。
安房峠道路の平湯I.C.交差点まで戻って、一休み。
ここから我が家までは、ほんの1時間ほどなのだ。


0523平湯にて。.JPG
▲撮影:カメラロボ1号

ここから何枚かは、妻の撮った写真


0523平湯にて2。.JPG
▲撮影:カメラロボ1号


0523妻の視点2。.JPG
▲撮影:カメラロボ1号

0523妻の視点。.JPG
▲撮影:カメラロボ1号

何故ブレーキ?という気がしないでもないけれども
bremboの切削文字が綺麗だなぁ...と思ったから、とのこと。

遠くに見える穂高岳方面の雪を被った山並みをしばらく眺めてから
トンネルに入って山を下り、まだ午後の早目の時間に我が家まで戻ってきた。



0523高台にて。.JPG
1時間ほどうたた寝をして、それでもまだ陽は高い位置にある。
妻は家庭菜園用の培養土を買いに出掛けたので、R100Rのリア・サスペンションを
一人用の設定にして(と言ってもノブを数回転まわすだけだけれども)、
もう一度家の周りをまわってみる。

ガソリンを補給して、塩尻I.C.から松本I.C.まで1区間だけ高速に乗り
ついさっき通ったばかりの唐沢集落近くの高台へ。
素朴な手打ちそばを出す民家が集まっていることで有名なこの集落の外れに
ガードレールもなく、松本平を広く見渡せる場所があることに今日気がついたのだ。



0523高台にて3。.JPG
雲は遠くに小さく点々と浮いているだけで、空は広く開けている。
昨日からは気温もずいぶん下がって、この時間は20℃程度。
暑からず寒からず、一番快適な気温だ。

オートバイは二人で乗っていても楽しいし、一人でももちろん楽しい。
空気の温度や匂いを感じながら、物理的に自分の身体が傾いたり
景色の動きに合わせて加減速したりするのが、こんなにも気持ちの良いことだとは。
こういう乗り物が発明されて、今の時代にあるということに
個人的には感謝の気持ちで一杯、なのであります。

さて、来週は...


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慰安旅行で、一息。 [BMW R100R Mystic]

0822夕焼けスキーム.jpg
1031秋空。.JPG
2週続けて定休日にも職場に顔を出さなければいけない用事があった。
ほんの少しの時間だったけれども、なんだか毎日働き続けているという気分が抜けない。

2週目の用事の時は午後にほんの1時間半程度の用事だったので、自分のマシンで出掛けてみた。
用事を済ませた後、30分ほど目的もなく遠まわりをしてみる。
秋の夕暮れの田舎道をゆったりとオリバー君で駆け抜けていくのはひどく気持ちがいいけれども、
実際は家と職場の周りをうろうろしているだけなのだということが
孫悟空の「緊箍児」のように心を締め付けている。
こんな時には旅が必要なのだ。


1107千曲川1.JPG
ここのところ、毎年この時期になると仲間とバイクで「慰安旅行」に出掛けるのが
恒例のようになってきた。
今年もラスカルさんが宿を手配してくれて、
仕事の切れ目が見えなさそうなYASHさんも、
半ばやけくそ気味に一緒に出掛けられることになった。

目指すのは秋の深まっているであろう秋山郷方面、ということだけしか知らない。
長野道の松代P.A.に集合して、信州中野からは一般道に降りて飯山から新潟・十日町方向へ。

途中で立ち寄った道の駅「花の駅千曲川」は、
土地の建物の雰囲気をうまく活かした造りでとても良い印象だった。


1107臨時休業。.jpg
十日町へ抜ける国道117号線は、6-7年くらい前にも銀馬号で
逆方向に信州中野まで走ったことがある。
途中、千曲川~信濃川と並走しながら淡々と山間を走り抜けていく道。

十日町周辺で食べられる「へぎ蕎麦」を目当てに走ってきたのだけれども
ラスカルさんが考えていた店は定休日と臨時休業...
仕方がないのでさらに足を延ばして十日町の駅の近くの店へ。


1107へぎそば。.JPG
久しぶりのへぎ蕎麦。
「ふのり」がつなぎに使われているのが特徴で、つるつるとした滑らかな蕎麦だ。
厚焼き卵と、季節の「舞茸天ぷら」を3人でつついているうちに
気がつくと外はしっかりと雨が降っていたけれども
強く速い風に流されて、少し待つうちに止んでくれた。

来た道を途中まで戻って、津南の町から国道405号を南に下り
紅葉の秋山郷へ。


1107秋山郷.JPG
左右を深い山に囲まれて、日没があっという間に来てしまいそうな谷間に
点々と集落が続いている。

1107秋色2.JPG

1107秋山郷2.JPG

1107秋山郷にて‐3.JPG
しばらく深い山の中の道を抜けて、土産物屋と駐車場のある場所に出た。
この先もまだ暖色の景色が続きそうだったけれども、十分楽しんだ。
渓谷の入り口近くの場所に戻る時間を決めて、3台それぞれ好き勝手なペースで過ごすことにする。



1107秋色。.JPG

1107秋山郷にて。.JPG
まだしっとりと濡れている道にマシンを停めて、写真を撮ったり
意味なくぼぉーっと景色をただ眺めて過ごす。
目に入る景色も、自分のマシンもすっかり秋色。



1108馬曲温泉にて3.JPG
再び飯山方向に戻る国道に出て、しばらく進んでから木島平方面へ南下して
行き止まりの「馬曲(まぐせ)温泉」へ。
この辺りも、すっかり山肌は暖色系の色に染まっている。

今夜の泊り客は我々だけらしい。
荷物を下ろして一息入れた途端に、猛烈な睡魔に襲われて座布団に頭を載せて横になると
あっという間に夢の世界へ...
温泉を楽しんできた二人が戻ってきて、夕食の支度ができた頃に目が覚めた。
上手くできているのだ。

自炊のできる部屋でラスカルさんが仕込んでくれた鍋をつつきながら
静かにアルコールも流し込んで、心も身体も柔らかくなってきた。
このメンバーのいいところは、言いたいことをごく普通に言い合って
アルコールが入ってもそのトーンがほとんど変わらないまま
遠慮のない話ができる所なのだと思う。

6時半ごろに自然に目が覚めると、
少し温めの露天風呂にゆっくり浸かって、戻ってもう一度布団の上に横になり
暖かい食事をしてからゆっくりと出掛ける準備。
こういう静かな時間の流れに身を任せていると、少しずつ確実に疲れが取れていくのだ。


1108馬曲温泉にて2.JPG

1108ムーミン谷。.JPG
宿からの景色もなかなか素敵だった。
遠くムーミン谷のように見える木島平の方角に陽が射したり翳ったりして
眺めているだけで時間が過ぎていく。

深い山の奥から転がり降りるように国道まで出て
しばらく西に向かって高速の飯山I.C.方面へ。いい天気だ。
無理せずのんびり帰ろうと話しながら出てきたけれども、
YASHさんは風邪がぶり返した様子で、前の晩よりも辛そうな表情。
高速の入り口手前で分かれることにした。

残ったラスカルさんと自分は少し寄り道をして
以前に相棒と立ち寄った「斑尾高原農場」の店に寄ってみたりしたのだけれども
ラスカルさんも頭痛がひどくなってきたらしく、素直に二人とも高速に乗って
早目に戻ることにした。
十分に休んで楽しんだのだから、無理しないのが一番だ。


1108青木峠にて。.JPG
それでも澄んだ秋空の下を久々に旅仕様のパニア・ケースを付けた自分のマシンで
駆け抜ける楽しさをもう少し味わいたくて、寄り道して帰ることにする。

麻績I.C.で高速を降りて、何度か通った青木峠を越えて松本方面へ。


1108秋色バイク。.JPG
仲間と別れて一人になると、鍋をつつきながら話したことをもう一度思い出して反芻したり
バイクの扱いやカーブの曲がり方などを自分なりに考えながら走ってみたりして
それはそれでまた充実した時間だ。
YASHさんの体調は大丈夫かな、とか、
ラスカルさんはどこかで昼寝しているかな、
ワタクシのいない間に妻は実家でリフォーム作業がはかどっているかな、とか
漠然とではあるけれども、いろいろなことを考える。
そうして、ほんの少しの間、普段ずっと考えている仕事のことを
忘れていることに気がついたりする。

こういう時間が、たまには必要なのだ。


1108記念写真(笑)その2.JPG
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高原を行く。 [BMW R100R Mystic]

0822夕焼けスキーム.jpg
0906神社の跡。.JPG
今月はバイク強化月間。そう決めました。

身体が重たく感じられる休みの午後にも、
タイアを入れ替えた仔犬号があまりに快調なので
近所の散歩に出掛けて今まで通ったことのない道をえらんでみたり。
写真は我が家から数分の田んぼに忽然と現れた、古い神社の跡。


0906少し磨いてみた。.JPG
長年ほったらかしていた銀馬号のスポークも真鍮ブラシで磨いてみた。
錆が進んでいたエンジン・ガードも先日手に入れた綺麗な部品と交換して、
クローム・メッキがくすみかけていたオイル・ラインを下からのぞき込みながら磨いておいた。

ほんの少しの時間でも、のんびりとやりたい分だけ作業ができるのは
車庫ができたおかげ。幸せなことだ。


☆☆☆


車検整備を終えて、ブレーキ・フルードも交換したオリバー君は、かなり調子が良いはず。
久々にしっかりと乗りたくなって、先週の休みに開田高原まで足を延ばしてみることにした。


0912野麦へ3。.JPG
いつものように、反時計回りで上高地線を上っていく。
トンネルの中で分岐して南に折れて、奈川村までは前回の仔犬号での散歩と同じ道。
新野麦街道でエンジンを6,000rpm辺りまでしっかり回してから
野麦峠への上りへ。前後を走っていた軽トラックなどもいなくなり、
木漏れ日の中を抜けていく。


0912野麦へ。.JPG

0912野麦へ2。.JPG
気がつくと、かなりの涼しさだ。
一瞬目に入った道端の気温計の表示は24℃。
天然クーラーだ。

メッシュ・ジャケットではひんやりと肌寒く感じるくらいになり、
モンベルの薄手のジャケットを下に着込むことにした。

さらに標高を上げていくと、次に見た気温計は17℃の表示だった。
素敵だ。


0913野麦峠にて2。.JPG
峠に出て、一休み。

0913野麦峠にて。.JPG
雲が非現実的なくらいに立体的に見えて、ちょっと不思議な感じの景色だった。



0913野麦峠にて3。.JPG
この峠を過ぎて南へ(写真の右手へ)下っていき、開田高原へ降りていく。


0913八手観音。.JPG
森の中を抜ける道には、ふと立ち止まりたくなる風景が点々とある。
近くに集落は無いのにひっそりと祭られている観音様。
信じるものがあるって不思議なものだなぁ。


0912高原は爽やか。.JPG
やがて道がしっかりと幅広くなり、快適なワインディングを一気に駆け抜けて
蕎麦屋が並ぶ辺りへ。
入ったことのないパン屋さんでお土産を少し。

その先の、いつも立ち寄る休憩場所で一休み。
コスモスが揺れていて、素敵な眺めだった。

新しいミッション・オイルの感触はかなり良いし、
しっかり回した後のエンジンの滑らかさはヘルメットの中の顔が意味もなくほころんでしまうほど。
元々不満の無かったブレーキは、微妙な引っかかりなども皆無でストレス知らず。
もしかすると今が一番好調なんじゃないか...と一瞬思ってしまった。



0912この色が好きなのだ。.JPG
でも、こういう機械だから実はまだまだ手を付ければよくなる場所がきっとあるのだ。
そういうことを、地味に探しながら整備してみるのも楽しみの一つ。

暗くなる前に帰ってきて、埃を落とす。
手に入れてから、そろそろ6年。あとその3倍は楽しみたい。
そのためには、自分の身体もしっかり整備しておかないと...(微笑


☆☆☆


【今週の妻の新作】

0912最新作。.JPG
驚異的なハイペースで新作を発表し続ける妻の新たな作品(笑
「スリッパ・スタンド」であります。
下の小箱の部分には靴の手入れ用具が入ることになっているそうで、
今日はこの扉にツマミを付けるのがワタクシの宿題...

と思ったら、すでに付いていました。しゅん。
※写真はツマミが付く前の姿です。



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車庫フル操業の巻、その1。 [BMW R100R Mystic]

麦畑スキーム2。.jpg
0829ブレーキ清掃。.JPG
仲間を迎えての楽しい夏休みが過ぎ、翌週はオリバー君を車検場に連れていったのだった。
手に入れてから3回目の車検。もうすっかり手慣れたもので...というわけには何故かいかず
毎回「2年前はどうしてたっけ?」などと考えてしまう。

ここ2年は驚くほど距離が伸びていない。
エンジンオイルを去年の初夏に換えてから、300kmも走っていないというありさまだった。
エア・フィルターは清掃すれば再利用できるK&N製に換えて、去年の秋に清掃もした。
ミッション・オイルはOMEGA690というかなりいい値段のものに入れ替えてみたばかり。
一通り各部の作動を確認して、車検場での検査自体は一回ですんなりOKになった。

翌週、少し時間ができたのでブレーキの清掃をしてみることにした。
以前に買っておいた耐油性の注射器を使ってブレーキ・フルードの入れ替えも。

ちなみに、注射器を使ったフルード交換は比較的簡単なので、どうぞお試しあれ。
ABS付きとかでなければ、高価な器具は必ずしも必要ないと思うのであります。

手順はこんな感じ。

 ●新鮮なブレーキ・フルードを用意する(今回はHONDA用のDOT4)。

 ●リザーバー・タンク内の古いオイルを注射器で吸い取って、捨てる。
  ※空気が噛みこまないように、底から1-2mm程度は残しておく。

 ●新鮮なフルードを静かにリザーバー・タンクに注ぐ。
  ※勢いよく注ぐと古いフルードと混ざってしまうので、注意。
  少し多めに入れ、こぼれない程度ならUpperレベル以上に注いでもよい。
  万が一こぼれた時に備えて、水で湿らせたウェスでタンク周囲を囲っておく。

 ●空の注射器とホース(30cm程度で十分)をキャリパーのエア抜きボルトに繋ぐ。
  吸い取る方向に注射器を引きつつ、エア抜きボルトのロック・ナットを緩める。
  緩める角度は30~45度程度。

 ●注射器を引き、古いフルードを吸い出す。ホースの中を流れるフルードの色を見て
  汚れた色からほぼ無色の新しいものに変わったら注射器のピストンを引くのを止める。

 ●その状態でロック・ナットを閉め込み、ホースと注射器を外す。
  ロック・ナットを締めた後、エア抜きの穴とその周囲を脱脂しておく。
  ※ブリーザーの穴などに残ったフルードが水分を呼んで腐食するのを防ぐため。

 ●リザーバー・タンク内のオイルの量を確認して、Lowerレベルを下回っていたら適量まで足す。

 ●蓋を閉める前にダイアフラムも洗って、変形などが無いかどうか確かめておく。
  蓋を閉める時には、タンクと蓋の縁も脱脂しておく。

 ●いきなり動かす前に、まずブレーキ・レバーを数回握って作動を確認。以上。

この方法だと、1台につき10分程度で完了できる。
いい機会なので、仔犬号と銀馬号のフルードも交換しておいた。
しばらく手を付けていなかった仔犬号のフルードはかなり汚れていた。

こうしてフルードは新鮮になったので、キャリパー全体も水洗いしておくことにした。
オリバー君のキャリパーは細くて堅い金属製の管で左右が繋がっていて
一体で外すためには前後分割式のフロント・フェンダーも取り外すことになる。
中性洗剤を薄めた水を入れたバケツに漬けて歯ブラシで長年溜まった汚れを落とし、
エア・ダスターで水気を飛ばして、少し乾燥させてから装着完了。


0829綺麗で良かった。.JPG
ついでなので、こちらも長年取り外していなかったフォーク・ブーツを久々にめくってみた。
インナー・チューブに点錆があったらどうしよう...と心配したのだけれども
幸い無傷でとても綺麗な状態だった。
CRC 5-56を吹きかけたウェスで表面をぬぐっても、ほとんど汚れが付かなかったほど。
よしよし。


0829N-COM装着。.JPG
ちょうどドイツから届いたBluetooth無線機も取り付けてみた。
以前に個人輸入したNolan製のヘルメットN43用の純正品で、Bluetooth 3.0対応の最新型。
元々このヘルメットは無線機の装着に対応していて、帽体側面に専用の凹みがあり
内装を外していくと内部にバッテリー収納用の隙間やスピーカー用の凹みもきちんとある。

海外サイトから説明書をダウンロードして読みながら装着すると、比較的簡単にできてしまった。
BMW純正のコミュニケーションシステムと同じような構成だけれども、扱いはずっと簡単。
A2DPプロファイルにも対応しているので、ステレオで音楽を聴くこともできる。
但し、自分は走りながらは聴かないような気がする。

ちなみに個人輸入にかかった費用は2万円を若干切る程度。
BMW純正コミュニケーションシステムは63,000円(バッテリー別売)、
評判のいいInterphone F5は単体で3万円少しかかるから、お買い得な買い物ではあった。


CityPhone装着。.jpg
実は、走りながら携帯電話で通話ができるように、
イタリア製の「City Phone」という少し古い商品のバーゲン品を去年の秋に付けてみた。
ご覧の通り、マイクの収まりなどはよかったのだけれども、本体があまりに出っ張るので
何とかならないものかと思っていたのだった。

自分の場合、電話で話すのこと自体が目的なのではない。
長時間マシンに跨っている間に「もしかしたら電話が掛ってきているかも...」と
気になるのことの方が嫌だったので、この機械を付けてかなりすっきりはした。
走っている間に「電話が掛ってこなかった」ということがわかる、ということが大事なのだ。

機能的には十分以上で、職場でのツーリング中に店から電話が掛って来た時には、
相手はこちらが走りながら話しているとは思わなかったらしい。
新しい器具はヘルメット本体からさほど出っ張らないし、この先何かナビなどを追加した時にも
ペアリングして使えるだろうから、しばらくいろいろと実験してみようと思う。


0829出掛けようかな2。.JPG
整備も終わったし、少し散歩に出掛けようかな。



0829夕焼け小焼け1。.jpg
我が家を出てほんの数分、八ヶ岳の方角に綺麗な月が出ていた。

盆地に広がる野菜畑のいたる所でスプリンクラーが回転していて、
油断すると派手に水を被ることになる。
夕焼けに見とれつつ、道の前方に不穏な水溜りができていないかを
慎重に確かめながら田園風景の中を進んでいく。

新しいミッション・オイルはかっちりとした印象で、
丁寧にシフトした時の作動は以前よりも節度と滑らかさが増して快適になった。
発進して1速から2速へ入れる時の引っ掛りがかなり軽減されたのも良い所。



0829夕焼け小焼け。.JPG
しばらく山沿いの小道を彷徨って、再び畑の真ん中に戻って来た。
空は赤みを帯びて、なんともいい色に染まっている。

コンビニエンス・ストアに立ち寄り、妻に電話を掛けようと思って
ヘルメットについているボタンを少し長押ししたら
ノーマルからA2DPモードに切り替わってしまい、その途端に持っているSony Ericsson製の
小さな電話の音楽プレーヤーが自動的に起動してYMOが流れ始めたのには驚いた。
目の前の風景に曲があまりにもそぐわなかったので、すぐ消してしまったけどね。

そして、今週は仔犬号を引っ張り出してみることにしたのだけれども、その話はまた次回に...

0829憧れのセブンイレブン.JPG

★忘れないようにメモ
 ・RAV4 前後タイア交換 57,000km
 ・R100R ミッション・オイル&ブレーキ・フルード交換 32,300km
 ・CL400 ブレーキ・フルード交換 58,286km
 ・Cagiva Cucciolo ブレーキ・フルード&後輪タイア交換 24,000km


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冬でも乗るべし。 [BMW R100R Mystic]

WinterAlps Scheme.jpg
Stitched_008.jpg
自分のバイクに最後に跨ったのは去年の11月の終わり。なんたることか。
もうこの土地の寒さにも慣れてきた筈...なんて思いながらも
12月に入った途端の朝晩の冷え込みの厳しさに、すっかり気分が遠のいてしまっていた。


0118Google earth.jpg
今朝は家の打合せなどで動き出すのが早かった。
新しい家の場所は、上の地図の左下にある水色の▼印の辺り。
今まではこの地図のほぼ真ん中、松本~塩尻の盆地のほぼ中央辺りに居た。
北アルプスの山裾に随分近付いて、市街地まではそこそこの距離もあるのだけれども
職場までの時間はさほど変わらない、というのが良い所。


0118墨付け中。.jpg
一週間ぶりの休み、普段だったら少し寝坊して
部屋が暖まる頃にのそのそと動き出すところなのだけれども
工務店の方と約束して、朝から建築現場の周りに住んでいる方数軒を訪ねて着工のご挨拶に。
そのまま建物詳細の打合せも。

工務店の工場では、職人さんが我が家の梁や柱に墨付けをしているところだった。
桧や杉の香りの素敵なこと!
ほぞ(臍...こんな字書けない)の位置なども手で記されていて、ずっと見ていたい気分になる。
工場でプレカットされた建材を見慣れた目にはとても新鮮で心が躍る風景だ。
完成してしまったら、ここにある材料のほとんどは見えなくなってしまうんだけどね。
職人さんにサインでもしておいてもらおうかしらん。

打合せを終えて、まだ昼までには十分時間もあるので
前から気になっていたすぐ南西側の斜面を少し上ってみることにした。
新しい住所からほんの数百メートルの所にお願いしている工務店があり、
そこから西へ同じような距離を移動すると、かなり急な斜面を昇り詰めて行き止まりに。
森がそこだけ開けて、大きな送電塔が建っていた。


0118王が頭も見えている。.jpg
おお、結構高いね。
真向かいには美ヶ原の山並み。


王ヶ頭。.jpg
よく見ると稜線の一番高くなっている辺りに王ヶ頭の巨大アンテナ群も。
新しい家の周辺も楽しめそうだ。

クルマで移動していても、今日はここ数日で一番暖かいのがわかる。
家に戻ると、まだ昼前。
久々にカバーと布団をめくって、オリバー君を動かしてみることにしよう。

15分ほど陽に当ててエンジンを温めておき、燃料コックを開いてから
長めのクランキング2回目で火が入った。
セル・モーターの異音も特になく、丸5年半も使っているバッテリーはまだ大丈夫そう。



0118バイクの姿なし。.jpg
下半身にはmizunoのかなり厚手のタイツを履き、心臓に近い所には貼るカイロを。

家の前の路地を折れて、少し間を置いて2速へ。
どろろろん。これこれ、これだ。
ちょっと重たい内燃機関を股の間に挟んで、自分の好きな頃合いで加速させていく。
左右の景色の飛び去る速さが少しずつ増して、
そのうちに地面からほんの少し浮いた辺りを自由に移動しているような感覚になってくる。
これが好きだったのだ、ワタクシは。昔から。

大きな総合病院の前にぽつんと建っている小さな団子屋さんで揚げ団子ときなこの団子を買い、
エンジンを十分に暖めてから高速道路へ。

秋に乗った時よりもメカ・ノイズが減って、回転の上がり方がシャープになったような気がする。
気のせい?
いや、きっと冬の空気の充填効果のおかげもあるはず。


0118冬のショートグローブ。.jpg
年末に手に入れた新しい冬用グローブも、さっそく実験。
革やナイロン製で重厚なものはいくつか持っているけれども、
保温性が良過ぎて時々手が蒸れてしまうことがあったので
手首部分がやや短めで蒸れなさそうなものを選んでみた。RSタイチ製。
今日のようにインナーウェアの袖が長めで、親指を通す穴があいているものとも相性が良い。
操作のし易さは冬用グローブとは思えないほど。



0118大町方向は真っ白。.jpg
梓川S.A.のETC専用出口から出た途端、正面には北アルプスが屏風のように待ち構えていた。


北アルプスを望む。.JPG
山が綺麗に見える場所を探して、脇道へ。
幹線道路を外れると、ちょっとした日陰にはまだ溶けきらない雪が残っている。



0118水路もかちかち。.jpg
田んぼに水を送る水路も見事に凍っていた。
空気は適度に張りつめていて、それでいて我慢できないほどの寒さは無く。
オートバイ日和だ。
幸せな気分のまま、陽が傾きかける頃には我が家に戻ってきた。

エンジンが冷めるのを待ち、暖まって日向の匂いのする布団とカバーを元通りに掛けて、おしまい。
うん、満足。


0118のどかだなぁ。.jpg
からりと揚った外側に蜜の滲みた揚げ団子を齧ってから、明るい時間に昼寝。
生き返るなぁ。

来週からは、休みの日毎に家の材料の塗装を我々も始めることになっている。
お任せではなく、一緒に造るというのが今回のテーマなのです。
さて、どうなることやら...


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小さな手入れ、その2。 [BMW R100R Mystic]

WinterMountainsScheme.jpg
病院食。.jpg
何だか色気が無い食事...大きな総合病院で健康診断を受けたのだった。
結果は良好、体重は学生時代と変わらず、メタボリック症候群のおそれも無し。
去年、悪玉コレステロールの値が高めと言われたのだけれども
マヨネーズや卵を控えてみたのが良かったのか、数値上はもう問題ないとのこと。
長生きしちゃうかも。


こういう食事が一番です。.jpg
こちらで手に入る野菜は平均的に旨いように思う。
きのこの類は、特に。この間も「なめこ」がやたらと旨いので感激したのだった。
炙った干物と野菜の煮物、春菊のおひたし、味噌汁、硬めに炊いたご飯。
典型的な我が家の夕食はこんな感じ。こういうのが一番和んで、いい。

相棒が時間を見つけて仕事に出掛けるようになったので、今日は久々に放し飼い。


取り外し中。.jpg
天気も良さそうなことだし、オリバー君を少し触ることにする。
オドメーターが19,000km近くなった時に純正のエア・クリーナーの代わりに
K&N社製の洗って繰り返し使えるタイプのものに交換したのだけれども、
それからもう13,000kmほど走っていることに気が付いた。
専用のクリーナーとオイルを手に入れて掃除してみることにした。

R100Rのタンクは工具類を使わずに取り外すことができるようになっていて
留め金を外して少し後ろを持ち上げれば、エア・クリーナー・ボックスにアクセスし易い。


13000km分の掃除。.jpg
オイルを滲み込ませた湿式なので、埃やごみを吸ってそれなりに汚れていた。
外してからさらさらとしたスプレー式のクリーナーを吹きかけて10分ほど待ち、
空気の流れと逆方向に裏からぬるま湯を当てて汚れを洗い流す。
日向にしばらく置いておいて乾かすと、すっきりとした明るいグレーのフィルター生地が現れた。

専用のオイルは明治屋のいちごシロップのような、ちょっと毒々しい濃いマゼンタ色。
乾いたフィルターに垂らすように塗って、均一に広がるのを待って装着。


ハマグリ的。.jpg
フィルターのカバーになっている空気取り入れ口は、こんな形。
一応、速度が増すと吸入量も増えるようにできているのかな。


購入以来?.jpg
シートを外したついでにテールカウルも外してみる。
もしかすると、購入してから初めて外したかもしれない。それなりに埃まみれ。
綺麗な形のテール・ライト・ユニットは、ずっと古い型のR100とも共通の部品。
フィルターにオイルが馴染むのを待つ間、
リア・サスペンションの取付部も片側ずつ外してグリス・アップしておいた。


Degner NB-29.jpg
今日やっておきたかったことが、もう一つ。
3年間に北海道に出掛けた時に使った上の写真のデグナー製タンクバックを久々に使おうと思ったら、
吸盤が変形してしまっていて装着できなかったのだった。
この手のバッグにはあまりないグレーの色が気に入っていたんだけどな。


吸盤2.jpg
保管している間に吸盤の縁の部分がめくれたように変形してしまっていた。
この程度の変形でも、もうタンクに張り付いてくれない。
外して何か別の吸盤と交換すれば良いかな、と思ったのだけれども
取り付け部をめくってみると、えらく頑強な針金でがんじがらめに固定されていたのだった。
本体との間もホックなどではなくリベット固定だったので、万事休す。

もともとは地図を入れて走りながら見るために買ったのだけれども
実際に使ってみると、カメラを手元に置けるということが気に入った。
ということは、もっと小振りなバッグでもいいのだ。ただし、厚みはそこそこ必要。
それと、吸盤の付いたフラップが大げさにタンクを覆ってしまうデザインは好きじゃないな。
マグネット式で、バッグそのものがタンクに載っているように、すっきり収まってくれると良い。

なんて考えながら探してみると、そんな身勝手なバッグはなかなか見つからない。


mini_tank_bag.jpg
というわけで、こんなKAPPA製の小振りなバッグを海外通販で取り寄せてみた。
去年ぐらいまでは通販で国内でも手に入ったようなのだけれども、もう在庫が無いらしい。
本体の底の四隅にかなり強いマグネットが仕込んである。フラップは無し。
試しに冷蔵庫に張り付けてみたら、バッグを引いただけで重たい野菜室がガラガラガラ....
磁石はかなり強力そう。

新旧大小。.jpg
処分予定の先代と比べると、こんなに小さい。
マップケースに入る地図を考えなきゃ(笑


これ位が丁度良い。.jpg

カメラバッグにできそう。.jpg
内側も柔らかい布地で覆われていて、ちょっと工夫すればそのままカメラバッグにできそうな造り。
底に何かクッションを敷いて、モンベルのフリース袋で包んだDimage A200を入れるのには
多分ちょうどいい大きさだ。
ちなみに写真で中に入っているのはLoweproの「テラクライム30」という小振りのカメラバッグ。



20111130.jpg
暖かな陽射しに誘われてそのままふらりと麻績まで出かけてみたけれども
見る見るうちに雲が厚く垂れこめてきて冷え込んできた。

山間の農道を走りながら、仕事で乗る機会のある最新のマシンの乗り味を思い浮かべて
頭の中で比較してみたりしたのだけれども、こと乗り心地に関しては
オーリンズ製のサスに替えたおかげもあって見劣りしないような気がする。
何より、この「余裕のある遅さ」がいいのだ。
パワーが無いわけじゃないけれども、うまく付き合ってあげないとなかなか気持ちよく走れない。
機械のささやきに耳を澄ませて、自分が導いてあげないといけない。
その時の道の具合と気温、エンジンの状態、乗り手の操作、そんなものが上手く噛み合ってくると
この上なく気持ちよく走っていることに気が付く。絶対的なスピードは遅いんだけれども。
こういう楽しさを知ったことも、小さな幸せ。

帰りの高速道路でエンジンが快調なことに気を良くして、早々に帰宅。
去年まで稲刈りの後は土色だった田んぼに、今年は何かの種が播かれたみたい。
雪解けの後はどうなるのかな...


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